動物

狂犬病

狂犬病ウイルスによる感染症で脳炎をおこします。狂犬病に感染した動物(イヌ・ネコ・サル・アライグマ・コウモリなど)に噛まれることで感染します。発病するとほぼ 100% 死亡する病気で、毎年世界中で約 5 万人の人々が狂犬病で死亡しているといわれています。特にインドやフィリピンでは多くの患者が報告されています。世界中で狂犬病の存在しないのは、日本・オーストラリア・ニュージーランド・英国・北欧などの限られた地域だけです。

症状

発熱、頭痛、精神不安などの症状から始まり、痙攣や意識障害がおこります。重症になると水を見ただけで全身の痙攣をおこし、最終的に死亡します。

予防

流行地域では動物に近づかないようにすることが大切です。また、リスクの高い地域では予防接種を受けるようにして下さい。

狂犬に噛まれた時の対応
  • 噛まれた傷を石鹸液などでよく洗浄します。
  • 予防接種を受けている場合は、さらにワクチンを 2回接種します。
  • 全く予防接種を受けていない場合は、大至急、ワクチンを 5回接種しなければなりません。